ソーラーリターン

ソーラーリターン

ソーラーリターンとは、西洋占星術のホロスコープにおいて、トランジットの太陽がネイタルの太陽の位置に回帰することを言います。
次に太陽が回帰するまでの一年間の運気や出来事を表しています。

 

リターンする時期は誕生日付近となり、その時期は運気の切り替わりや変動が起こって、実生活で大きな変化やトラブルに巻き込まれやすくなります。
ですので、なるべく誕生日付近は騒いだりせず、平穏に過ごすことを心掛けるとよいでしょう。

 

ソーラーリターン図を読む際は、ASC、MC、太陽、月、アスペクトなどに着目するとよいでしょう。

 

アセンダントとコンジャンクションとなる惑星や、1ハウスに入る惑星は非常に重要な意味を持ちます。
金星や木星などのベネフィックがこれに該当すると、発展的で良い一年となるでしょう。
反対に、火星や土星などのマレフィックがこれに該当すると、運気が低下したり健康面に問題が出たりするでしょう。

 

太陽や月にソフトアスペクトが多ければ、順調な一年となるでしょう。
反対に、太陽や月にハードアスペクトが多いと、本人もしくは家族に対して社会面・健康面での問題が暗示されます。

 

木星が入っているハウスでは基本的にハウスのテーマが成功したり発展したりするでしょう。
逆に土星が入っているハウスでは、基本的に試練を受けると考えられます。
また、MCは仕事や社会生活、世間の評判、親との関係などを表しています。

 

ソーラーリターン図にインターセプトがある場合は、不運や障害に遭うことが暗示されます。
特にアセンダントがインターセプトを作っていたり、アセンダントの支配星や太陽、月がインターセプトに存在していると試練が多いでしょう。

 

インターセプトとなっているハウスは停滞しており、そこに存在する惑星はその一年の初めの方に直面する問題を表しています。
この惑星をうまく対処するには惑星が支配しているハウスのテーマが手掛かりとなるでしょう。

 

また、インターセプトがある場合は広域星座宮も存在します。
広域星座宮となっている星座のテーマに関して、その一年で対処する事柄が多いことを表しています。

 

(インターセプト、広域星座宮についてはこちらのページをご覧ください)

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